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アサヒビール2025年事業方針

  • 執筆者の写真: こぐねえ
    こぐねえ
  • 2月25日
  • 読了時間: 3分

毎年、年明けに発表になる大手ビールメーカーの事業方針。今年はなぜかアサヒビールだけ発表がなく、「今後はやらない方針なのか…」と思っていましたら、2月21日に発表がありました。


なぜ、この時期になったのかは分かりませんでしたが、ビールに関係する部分を抜粋してお伝えします。


ビールは堅調。酒税法改正の影響か発泡酒はマイナス傾向


2024年は、金額ベースでビール類は前年比97%とほぼ市場並の着地になったとのこと。ブランド別(数量ベース)では、主力の「アサヒ スーパードライ(以下、スーパードライ)」が100.8%と堅調で、発泡酒の「アサヒ スタイルフリー」が99.1%、「クリアアサヒ」が87.9%となりました。


やはりアサヒビールもビールは良い感じで、発泡酒(以前の新ジャンルを含む)はマイナス傾向となっています。これは2026年10月の酒税法改正(この時にビール類の酒税が一本化されます)に向けてビールに力を注いでいる結果なのでしょう。発泡酒がなくなることはないと思いますが、将来的に終売となるブランドはあるかもしれません。


7年ぶりのスタンダードビールに新商品が登場


2025年の方針として主力の「スーパードライ」は、2026年の酒税改正や2027年の発売40周年に向けて新たな挑戦を行なうと言います。


具体的には、キンキンに冷えた「スーパードライ」のおいしさを伝えるため、4℃未満でスーパードライを提供する「スーパーコールド認定店」を設定します。さらに家庭向けの缶商品においては、キンキンに冷やすと辛口カーブの部分の色が青く変わる「示温インキ デザイン缶」を5月20日に数量限定で発売。あわせてアルミ素材で冷えやすいオリジナルタンブラー付きの商品を展開するということです。


また、4月15日には7年ぶりのスタンダードビールの新商品として「アサヒ ザ・ビタリスト」が発売になります。苦みにこだわった商品をラインアップに追加しすることで、ビール好きに対してさまざまな選択肢を用意します。



やはり、「スーパードライ」を軸にアピールをしていく展開ですね。こうした姿勢がブレないのがアサヒビールの強みだと思います。


そこに新たな味を展開するということで「アサヒ ザ・ビタリスト」が新発売。こちらはASAHI Happy Projectで販売されていて好評だったので一般発売になったのでしょうね。以前、限定販売していた時は飲めなかったので、これは楽しみです。「アサヒ ザ・ビタリスト」については別枠で紹介しますので、そちらをご覧ください。


昨年は、キリンビールが「キリンビール 晴れ風」を、一昨年はサントリーが「サントリー生ビール」をヒットさせたことも影響しているのでしょうか。新ブランドがこれからのアサヒビールに、どんな展開を生んでいくのか楽しみです。そして、「スーパードライ」は王者の地位を守り続けていくのか。その展開次第で、アサヒビールの流れが決まりそうです。

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